ジェル・メディウム
近代の絵具技術が、本来の意味でのジェルメディウムを製造する手助けをしてくれました。ジェルメディウムの目的は、カラーグレーズ技法を用いる際の透明の顔料増量剤として、もしくはデリバン・アクリリックスの応用として、3Dになるような筆やナイフで圧塗りをする際の透明なインパストとして使えます。その最大の必要条件は、透明度を保ちつつも高粘度でバターのようであることです。
サイズ: 250ml

濃厚で粘度の強い仕上げにする際、ジェルミディウムをメインのメディウムとして使う事によって、インパスト技法、3D作品の接着剤として、多重のレイヤーを施した作品に、それ以外にも重みのある作品、滑らかな作品、又は質感のあるグレーズ効果等にも使えます。
完全に乾燥すると、その構造、筆跡、薄められていないデリバン・アクリッリックスの質感効果等を保持します。その特有の硬さと、調和された粘度は、パレットナイフ等を使う事によって重厚な質感を表現することが出来ます。
水とスプレッダー・メディウムを混ぜることで、濃度は濃く、でも滑らかなグレーズとして扱う事も出来ます。
デリバン・ジェルメディウムのその粘性と、一貫した非拡散性により、アーティストは厚みがあり、重みのある筆跡を付けることが可能になります。
アクリル絵の具は、表面乾燥が非常に早い事で知られていますが、重厚に塗り込まれた絵具は薄く塗られたものに比べると、乾くまでに時間がかかります。表面乾燥が早く進みすぎた場合(気温や、ドライアー等で急激に乾かした等)、中の水分が乾燥しないままになることがあります。しかし、通常の状態では、この表面の乾燥する効果は不利益とは言えません。なぜならアクリル絵の具の多孔性が、空気乾燥の際、ゆっくりと水分を外に逃がしていくからです。アーティストは亀裂やしわ等の大きな問題を経験しません。なぜならデリバン・アクリリックスは、高濃度の絵具である上、完全に乾燥した絵具は強力さ、頑丈さ、柔軟性を持つ亀裂を起こさせないフィルムになるからです。
急激な乾燥は避けてください:半乾き状態の圧塗りレイヤーに極度の熱等の使用は避けてください。表面の乾燥が下面の乾燥を封じ込め、水分を中に取り込んだ状態になってしまいます。その為、亀裂やキャンバスの縮みや変形の元になります。
デリバンのジェルメディウムは光沢のある仕上がりになります。
ガラス: デリバン・ジェルメディウムは、ガラスにもそのまま、またはデリバン・アクリリックスと混ぜて使うことが出来ます。
磨りガラスの仕上がり: 磨りガラスの様な仕上がりにしたい場合、ジェルミディウムをガラスに直接塗ってください。
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